まだ日本では普及していませんが海外ではSIMフリー携帯やスマホは一般的です(SIMロックの文化があるの日本だけだと思っています)。
そして私が住んでいる台湾では旅行者や出張で来るビジネスマン向けにとてもお得なSIMカードを空港で購入し使うことができます。
今回は、そのSIMカードについてご紹介します。
SIMカードって何?
台湾のSIMカードをご紹介する前にSIMカードについて簡単に説明します。
SIMカードとは、携帯やスマホで電話やインターネットを使うために必要なICカードのことです。
つまりSIMカードが挿入されていない携帯やスマホでは電話やインターネットは使うことができません(厳密に言うとSIMカードが挿入されていないスマホの場合WiFiやテザリング機能を利用することでインターネットは利用できる)。
それゆえSIMカードは、SIMフリーのスマホ以外であれば必ず購入時に一緒に携帯やスマホに備え付けられています。
日本ではSIMロックが一般的
日本独自の文化でもありますが、ドコモ、au、ソフトバンク等の通信キャリア経由で携帯やスマホを購入した場合購入した端末にSIMロックが必ずかけられています。
SIMロックとは購入した通信キャリア以外のSIMカードを挿入しても電話やインターネットが使えないように端末にロックがかけられている状態のことです。
そのため海外のSIMカードはもちろん、国内でも自分が購入した通信キャリア以外のSIMカードを購入してもSIMロックが掛かっている携帯やスマホでは電話やインターネットは使えません。
ただし最近は一定条件満たす且つお金を払えばSIMロックを解除できる端末があったり、購入時からSIMロックが掛かっていないいわゆるSIMフリーのスマホが日本にも売られています。
しかしSIMフリー携帯やスマホは通信キャリアの視点から見ると収益の下げるマイナス要因且つSIMロックが掛かっていることが一般的という価値観が根付いているため日本ではまだそれほど普及していないのが現状です。
台湾旅行でSIMロックが掛かったスマホの活かし方
台湾では4G/LTEが無制限で使えるSIMカードが売れているため、WiFiルーターをレンタルするよりSIMカードを使った方が費用も安く済むためとてもお得です。
しかしSIMフリーの携帯やスマホを持っていないという人も多いでしょう。
実は私もメインで使っているスマホはソフトバンクで購入したiPhone6で既に解約していますが、ソフトバンクのiPhones6はSIMロックが解除できない仕様になっているため今でもロックが掛かっている状態です。
そのため私は格安SIMフリースマホが売られているFREETELのスマホ(上記)をもう1台購入しテザリングでiPhone6、PC、iPadに繋げています。
スマホの利点がインターネット環境があればLINE等すべてのアプリが使えるのでこの方法でiPhone6を今でも利用しています。
あなたが年に複数回海外旅行等に行くのであれば、仮にSIMロックが掛かっているスマホを使っていてもこの方法で通信費用を抑えることができますよ。
しかし頻繁に海外に行かないのであればWiFiルーターをレンタルした方がお得なので、以下に台湾旅行で使えるレンタルWiFiルーターの記事へのリンクを入れましたの興味があればご覧ください。
台湾旅行でおすすめのSIMカードは中華電信
台湾にも日本のドコモ、au、ソフトバンクのような大手通信キャリアがあります。
そして各社台湾に来る旅行者やビジネスマン向けにSIMカードを空港で販売しています。
その中で私が普段利用しているのが「中華電信」という通信キャリアのSIMカードです。
中華電信を利用している理由は台湾人の妻に勧められたからというシンプルな理由ですが、中華電信は台湾の通信キャリアの中では最大手企業なので安心して利用できます。
また上記の写真を見ていただければお分かりになると思いますが、インターネットも有効期限以内であれば4G/LTEで無制限に使うことができます。
私は仕事柄インターネットをかなり利用していて毎月の通信量は50GBを超えます。
それゆえ日本でも格安で実質通信制限が無くインターネットを快適に利用できるWiFiルーターWiMAX(Broad WiMAX)を利用していますが、台湾でもインターネットを無制限に利用できるSIMカードがありとても助かっています。
【中華電信】SIMカードの料金
上記の写真が私が台北松山空港にある中華電信で撮影した金額表です。
このようにSIMカードの料金は、利用期間に応じて金額が変わっていきます。
また各SIMカードにはあらかじめ台湾国内で電話できる一定の電話料金も含まれていてるので、同じ利用期間でもその電話料金次第で金額は変わってきます。
私は台湾に住み始めてから毎月「30 DAY PASS」を購入して利用していますが、4G/LTE且つ制限無くインターネットが使えて毎月通信料金が約3,500円と格安なことに初めは驚きました。
SIMカードを購入できる空港
今回私が紹介したSIMカードを購入できる空港は、桃園国際空港、台北松山空港、台中空港、 高雄国際空港です。
台中と高雄の空港は行ったことがないのでわかりませんが、桃園国際空港と台北松山空港の中華電信には日本語もしくは英語が話せるスタッフがいるので安心してください。
また購入時パスポートの提示と宿泊先の住所もしくはホテル名を書かなければならないので事前に用意しておくと良いでしょう。
※各空港の中華電信の営業時間を以下に記載するので参考にしてください。
- 桃園国際空港:7:00〜22:00
- 台北松山空港:7:00〜23:00
- 台中空港:10:00〜22:00
- 高雄国際空港:8:00〜22:00
SIMカードの使い方
SIMカードを購入したタイミングで必ずスタッフから「あなたの代わりにSIMカードをスマホに入れましょうか?」と聞かれるので全くわからないもしくは面倒に感じるならスタッフに任せてもいいでしょう。
ただ非常に簡単な作業なので念のためSIMカードの使い方をこの記事でも説明します。
中華電信のSIMカードを購入するとケースの中に上記の写真のような形でSIMカードが入っています。
各携帯やスマホのSIMカードのスロットは大きさが違うためその大きさに合わせてSIMカードを抜き取ります。
その後抜き取ったSIMカードを携帯やスマホのSIMカードスロットに挿入し電源を入れたら準備完了です。
私が使っているPrioriは新しいSIMカードを挿入し電源を入れると「新しいSIMカードに切り替えますか?」とメッセージが出てokボタンを押すと自動で切り替わるのでとても簡単です!
無事切り替え作業が終われば台湾でも無制限でインターネットを使うことができます!