台湾企業に就職したい人に伝えたいリアルな台湾の仕事事情

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「台湾が大好き、いつか台湾の会社に就職し台湾に住みたい!」という台湾が好きな方は多いと思います。

私も妻(当時彼女)が台湾人だったので同じことを思っていました。

 

しかし台湾の就職・転職事情は日本とは比較にならないほど厳しいです。

 

今回は、台湾企業に就職・転職したい方向けにリアルな台湾の仕事事情と私がそこで得られた経験をお伝えします。

 

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台湾の就職・仕事事情

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台湾の経済状況は良くない

前職で台湾で働いている日本人・台湾人に会う機会が多くあり、会うたびにみな口を揃えて台湾の経済状況は悪いと話していました。

 

そんな状況だからこそ今台湾の若者は海外に出る人が多いですし、その主な行き先の1つが私たちの国、日本です。

 

台湾人の給料(平均月収・年収)

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出典:台湾の通貨(台湾ドル・台湾元・NT$) [台湾] All About

台湾人の平均月収ってご存知ですか?

 

30歳で約10万円です。

 

ボーナス含めても良くて年収160万円前後です。日本だと30代の平均年収は約400万円なので、それと比較しても半分以下です。

 

めちゃめちゃ少ないですよね。

 

私の台湾の友人でかなり給料が高い人でも月20万円です。

 

ここで「台湾の物価水準は日本の半分だから問題ないのでは?」と考える人が多いですが、そんなことはありません。たしかに安いものは安いですが、高いものは高いです。

特に日本食や海外から輸入品は非常の高く、1.2〜1.3倍はします。日本と同等の生活水準で生活しようとすると家賃以外は日本より高くなります。

 

なので月10万円で暮らすことはできますが、非常に不自由な生活をしなくてはいけません。フルコミッション型の営業職であればもう少し高いですが、それでも月収20万になるのは稀です。

 

台湾企業では残業代・交通費が出る企業が少ない

台湾企業では残業代・交通費が出る企業は少ないです。特に交通費は、ほとんどの会社で出ることはありません。

 

また台湾で知名度が高い企業は別ですが、中小企業は無法地帯なので、福利厚生など期待しないほうが良いです。

 

台湾企業の就労時間・残業は多い

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日本と比べて場合ですが、台湾企業の休日数は少ないです。

平均値ですが日本の休日数は119日で台湾は114日です。

 

また日本にあるようなゴールデンウィークなどの長期の連休は旧正月(日本の正月)の連休以外なく有給付与は日本の半分以下(初年度5日)です。

 

また台湾企業は残業が多ことでも有名で、私の台湾人の友人の中でも夜10時まで働く人が多くいました。

どれだけ長い時間を働いて月収10万円です。

 

あなたは耐えられますか?

 

台湾企業では就労年数と給料は関係ない

日本企業だと年功序列・終身雇用が徐々に薄れているからといえ、長く働けば給料は増えていきます。

 

しかし台湾企業では増えることはほとんどありません。増えても数千円程度。

その証拠して台湾人の40代・50代の平均月収は13万円です。

 

台湾人の転職回数が多い理由

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台湾は日本とは比較にならないレベルで多くの人が転職を何度もします。

理由はシンプルで労働環境・福利厚生が悪いからです。

 

ただ台湾のほとんどの会社が上記のように労働環境や福利厚生が悪い会社ばかりなので、どこの企業に就職しようが同じ局面にぶつかります。

なので必然と転職回数が多くなります。

 

日系企業への現地就職もおすすめできない

台湾にある日経企業への就職も選択しとして出てきますが、それもおすすめできません。

そもそも台湾に進出している日系企業は安い給料で人を雇えるのをメリットに感じて台湾に進出しています。

 

たしかに現地採用であれば20万円前後の条件で雇われる可能性がありますが、日本語を話せる台湾人が多い今、わざわざ給料が高い日本人を雇うメリットはほとんどありません。

また日系企業は本社に依存している会社がほとんどで、社風が日本の環境と変わりません。

 

台湾にいるにもかかわらず日本と同じ環境で働いても日本人の私たちにとっては学ぶことが少ないので、そういう面からも日系企業への現地就職はおすすめできないです。

 

会社員としてはお金持ちになれない

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台湾で住んでみて実感したことが「会社員としてはお金持ちになれない」。

 

台湾の貧富の差をグラフに表した場合M字になると言われていますが、中間層がいない分貧困層が多いのに反してものすごく裕福な人もたくさんいます。

 

ここで私が定義するものすごく裕福とは年収数千万円〜以上です。

誕生日に車をもらったとか今まで飛行機でエコノミークラスに乗ったことがないというレベルの人も多くいます。

 

台湾で裕福になる人は決まっていて、起業家・個人事業主・株や不動産の投資家です。

台湾で裕福になるにはこの選択肢しかありません。なので実は台湾は起業家や個人事業主が多いです。

 

台湾企業の就職・転職をお勧めしたい人

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台湾の仕事事情について話してきましたが、最後にどんな人におすすめなのか解説します。

 

台湾企業の就職・転職おすすめしたい人は、台湾で働くことをステップアップ(レベルの高い企業への転職・独立・起業)の過程と考えられる人です。

 

そういう人であれば台湾で働くことで日本にいるとき以上に成長できます!

 

ただ台湾が好き・中国語が話せるからといって安易に台湾企業への就職・転職をすることはただ辛いことを体験するだけなのでおすすめできません。 

 

また会社員として台湾で働くなら、海外駐在員が最も良い選択肢です。

理由は、日本の水準で給料がもらえるからです。

 

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