ついに台北駅と桃園国際空港を結ぶ桃園MRT(地下鉄・空港線)が2017年3月2日に開業します。
それに合わせる形で今回は、桃園MRT(空港線)についてご紹介します。
またこの記事の下部に先日桃園MRT(空港線)に実際に乗車した時の情報を追記しました。合わせてご覧ください。
桃園MRT(空港線)の特徴
桃園MRT(空港線)は、桃園国際空港から台北駅まで最短で35分で結ぶ台北の新しい地下鉄です。
今まで桃園国際空港から台北に行くまでの手段は、バスもしくは新幹線の2通りで、空港から台北に行くまでに約1時間かかりました。
しかし桃園MRT(空港線)ができることでより簡単にそして早く台北に行くことができるようになります。
またただ空港と台北を結ぶだけでなく、台北と桃園間で駅がたくさんできたため、今まで以上に桃園に行きやすくなりました。
桃園国際空港駅と台北駅の間にある林口駅からは最近できた三井アウトレットモールにも行くことができます。
個人的に台湾では公共機関以外の移動手段がなかったので桃園MRT(空港線)ができてとても嬉しいです。
列車の特徴
桃園MRT(空港線)の列車は、台北市内に走っている列車とは少し異なります。
桃園国際空港と台北駅を走る直通車限定になりますが、荷物棚と座席下部に20インチのスーツケース344個が置けるほか、28インチのスーツケースが50個置ける空間を確保されています。
また車内で無料WiFi(無線LAN)によるインターネット通信も可能です。
列車自体は荷物専用車を含む5両編成。
運賃
今日(2017年2月2日)からプレオープンで政府関係者もしくは団体利用客のみ桃園MRT(空港線)を利用をできるようになりました。
私自身すごく気になり桃園MRT(空港線)台北駅を見に行った際、パンフをもらうことができ、その中に運賃表がありました。
桃園国際空港から台北駅までは、160元(約570円)で行くことができます。
事前搭乗手続が可能に
現在のところチャイナエアラインとエバー航空のみですが、台北駅にて事前搭乗手続が可能になります。
桃園MRT(空港線)台北駅
桃園MRT(空港線)台北駅ですが、台北駅内にあるわけではなく、厳密に言うとMRT台北駅と北門駅の間にあります。
今日実際に歩いて行ってみましたが、台北駅からだと約5分かかりました。
現時点では、地上に出て歩いて行く手段しかありませんが、既に台北駅と桃園MRT(空港線)台北駅を結ぶ地下通路は完成して、開業後は利用できます。
こちらが桃園MRT(空港線)の台北駅です。
まだ中には入れないので、外から頑張って内部の様子を撮影してみました。
すごく近代的な駅になっています。
7年遅れの開業
実は桃園MRT(空港線)は本来であれば2010年に完成している予定でした。
しかし電気系統の故障などのトラブルが相次ぎ7年遅れての開業になりました。
私が人生初めて台湾に来た2012年には既に駅や線路は完成していて、いつも「これ一体いつになったらできるんだろう?」と思っていました笑。
またこの記事を作成する際いろいろ調べている中で、トラブルが相次いだ電気系統などの施工を請け負ったのが日本の丸紅だったのを知り驚きました。
日本人としてなんか申し訳ない気持ちです。
丸紅さんしっかりしてくれ!
【追記】桃園MRT(空港線)初乗車
先日結婚式を終え日本から台湾に帰国した際に実際に桃園MRT(空港線)に初めて乗車し台北に行きました。
桃園国際空港第2ターミナル駅
桃園国際空港第2ターミナルに到着後、入国手続きを終えターミナルB1にある桃園MRT(空港線)の駅に行きました。
開業したばかりなのでたくさんの人がいると思いましたが、平日なのか意外にガラガラです。
桃園MRT(空港線)に初乗車
今回乗車したのは桃園国際空港と台北駅を結ぶ快速電車です。
快速電車は、普通車とは座席が異なり日本でいう特急列車のような座席に配置になっています。
ただし座席は床に完全に固定されていて進行方向と逆の座席もありました。
また快速電車にはこのような荷物置き場もあります。
私の青いスーツケースもここに置きました。
桃園MRT(空港線)台北駅に到着
快速電車だっため、乗車後約35分後には台北駅に到着しました。
今まで台北に向かう時は、空港からバスで桃園駅に行きそこから新幹線を使い台北駅に行きましたが、桃園MRT(空港線)は地下鉄に乗るだけで約35分で台北駅にダイレクトにつきます。
桃園国際空港から台北までのアクセスは非常に便利になりました。
本当に早いし楽です!
桃園MRT(空港線)台北駅とメインの台北駅は離れていますが、地下通路が完成しているので、その通路に沿って歩けば3分程でメインの台北駅に到着します。
今後桃園国際空港から台北に行く予定がある方は是非利用してみてください。