出典:http://www.sankei.com/images/news/150920/spo1509200024-p2.jpg
みなさんは覚えているでしょうか?
ラグビーワールドカップイングランド大会(2015年)ブライトン・コミュニティ・スタジアムで行われた日本代表対南アフリカの伝説の一戦。
イングランド大会まで日本代表のワールドカップ戦績は1勝21負2引き分け。
南アフリカは優勝2度を誇り当時は世界ランキング3位。
だれもが南アフリカが勝つことを考えていたこの試合で日本代表(通称エディージャパン)は南アフリカを破り日本ラグビー史に伝説を残しました。
私もこの試合をLIVEで見ていて、試合終了後は感動で涙が止まりませんでした。
しかしこの勝利は奇跡ではなく、南アフリカに勝つために徹底的に準備した結果が出たのだと当時の選手たちはインタビューを通して話しています。
結果を出すという意味で個人的にこの試合から学べることは非常に多く、今回私なりこの試合を通して学べたことをお伝えします。
前置き
出典:年間最優秀選手はカーター! 日本代表にW杯ベストマッチモーメント賞|NEWS|RUGBY REPUBLIC(ラグビー共和国)
ラグビーワールドカップは世界的に大きな大会
多くの日本人にとっては、これまで馴染みのない大会だったと思いますが、ラグビーワールドカップは、サッカーワールドカップ、オリンピックにつぐ世界で3番目に大きなスポーツ大会です。
2019年には日本で開催されることになっています。
ラグビーは番狂わせが非常に起きにくいスポーツ
サッカーや野球とは違いラグビーの試合は番狂わせが基本起きません。
国の代表選だけでなく、日本国内でもラグビーの試合では番狂わせは滅多に起きません。
その代表例が、国内で言えば全国高校ラグビー大会(花園)で東福岡高校の3連覇、そして帝京大学の大学選手権8連覇です。
その理由は、いくら技術が上手くても体の大きさや身体能力の違いで勝敗が決してしまうスポーツだからです。
しかも世界でも日本でも強いチームは体や身体能力だけでなくラグビースキルも一流なので、中堅や下位チームでは歯がたちません。
日本代表が南アフリカに勝てた理由
出典:ラグビーワールドカップ2015開幕まで100日!エディー・ジョーンズHCが語る日本代表の現状|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。
エディージャパンは、発足してから4年間の間ラグビーワールドカップ本番で勝つためにあらゆる準備(練習)と対策をしてきました。
日本代表の合宿では、毎朝5時から3、4部練習はあたりまえ。合宿に参加している選手は地獄だったとインタビューで話していました。
それに加えて日本代表の特徴を活かした試合運び(ハイテンポの攻撃とそれを実現する圧倒的な運動量)の構築や試合をレフェリーする審判や試合の会場の研究など勝つためにありとあらゆる研究をしたそうです。
その結果あの感動の試合が生まれました。
何度見ても泣けます。
ちなみにこの試合のJSPORTSの実況は本当に素晴らしかったと思います。
南アフリカ戦から学べたこと
出典:http://www.sankei.com/images/news/150920/spo1509200007-p2.jpg
私が南アフリカ戦を通して主に学べた事を3つまとめました。
結果にこだわることの大切さ
どんなことに置いても、結果にこだわることは非常に大切です。
この試合を通して、日本代表のイメージは大きく変わりました。
エディーもワールドカップ前から話していたことですが、いくら練習試合で勝っても本番(ワールドカップ)で結果を出せなくては、誰も今までやってきたことを信じないでしょうと。
ビジネスや勉強でもだれもが少なからず努力すると思いますが、それを結果として形に残せないと、実質周りからは認められないという点でその努力は報われないでしょう。
そして一番大事なのは、結果にこだわるから結果が出るのです。
どんなにプロセスが綺麗でも求める結果がそのプロセスの先になければ、そのプロセスに意味はありません。
量を超える質はない
結果を目標にPDCAを回した行動が前提ですが、量を超える質はないとこの試合で改めて学ばされました。
私自身も時々ありますが、「効率的だから」と言って行動量を落とす時があります。
しかし実際それは量をこなすことから逃げているだけで、本当に高い結果を出すためには、量をこなさなければ目標達成をすることができないでしょう。
こなした量だけそれが質に変わります!
今私は独立した身で、常に生きるため、幸せになるため、人生の目標を達成するために高い結果を求めています。
そのためにいつも限界を超えるレベルで量をこなせているか自分自身に言い聞かせるようにしています。
国籍を超えたチームの可能性
ラグビーというスポーツはさまざまな規定をクリアすると母国でない選手も他の国の代表として試合に出ることができます。
この南アフリカ戦でも多くの外国人が日本を代表し南アフリカと戦ってくれました。
日本はこれからさらに少子化が加速し、日本国民だけではこれ以上経済成長することは難しいでしょう。
国籍や文化や価値観を超えて結果を出した日本代表のモデルは、企業や社会という点でも成長させるためのヒントになると確信を持っています。
最後に
出典:Date confirmed for RWC 2019 pool draw | Planet Rugby : Planet Rugby
イングランド大会で必然という名の奇跡を起こしたエディーは、現在はイングランド代表を指揮し、世界ランキング2位になるほどの無敵に近い強いチームを作っています。
ラグビーワールドカップ2019年、次回大会の開催地は日本です!
ラグビー日本代表はもちろん、エディーイングランドにも注目ですね。
(一ラグビーファンとしては、エディーイングランドとは戦いたくないですね笑)