【結婚式・乃木会館】和装も綺麗。結婚式当日に着る衣装を選びに行ってきました

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結婚式に着る衣装を選ぶため妻と一緒に挙式予定の乃木会館(東京・乃木神社)の衣装室(マシェリ、ブランビジュー)に行ってきました。

台湾では西洋スタイルの結婚式(婚約式)だったので妻はウエディングドレスを着ましたが、日本は神前式のため白無垢と色打掛を着ます。もちろん私も和装です。

今日は、試着時撮影した写真をメインに、普段あまり親しみがない衣装そのものについてもご紹介します。

衣装

当日着る衣装は、私が紋服のみ1着、妻は白無垢・色打掛の2着になります。男性は神前式の場合紋服の形は基本どれも一緒なので、妻がメインで白無垢・色打掛を各5着ずつ試着しました。

(白無垢・色打掛はまだ検討中で以下の写真は試着時撮影した中から1枚抜粋ものになります)

紋服・白無垢

こちらは乃木会館衣装室「マシェリ」にて撮影。妻が着ている白無垢は、一見真っ白な着物に見えるかもしれませんが、中に描かれている模様がそれぞれの白無垢で違います。

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【紋服】

黒羽二重の染め抜き5つ紋(背中・両袖・両胸の5箇所)の着物と羽織に、仙台平の袴が男性の和装の第一礼装とされています。花嫁の『嫁ぎ先の家風を引き継ぎます』という白無垢に対して、花婿の黒紋服は『何者にも変えられない強い意志をあらわす、不変の色・漆黒の黒』という意味があります。 古来男子は嫁をもらうのではなく、神様から命ある限り預かるというものでした。それゆえに、婿が生命をかけて花嫁を大切に守るという、誓いの儀式が結婚式であり、それを約束する衣が『紋服』です。

【白無垢】

掛下、帯から箱迫、懐剣、末広といった、小物にいたるまで全て白で統一した、婚礼衣裳の中で最も格式の高い礼装です。古来、神様のもので神を祭り仕える女性は、純白を身に付けていました。それは日本では白は太陽の光の色と考えられ『神聖な色』とされていたからです。そして『白』は、神様に接する資格ある色とされていました。
清浄無垢な純潔の色として『どのような家風にも染まります』という決意をあらわすもの、あるいは白は色が変わらないことから『心変わりいたしません』という誓いを意味しています。白は色の基本となる5色の基であり、婚礼は新たな人生の基であるという意味もあります。

紋服・色打掛

こちらは乃木会館衣装室「ブランビジュー」にて撮影。色打掛は、白無垢とは異なり名前通りすごく鮮やかになりますが、ものによっては5kgを超えるものもあるので妻は大変そうです笑。ただその重さも「新婦でしか体験できないもの」とコーディネーターの人が言っていたの聞き「たしかに!」と思いました笑

特に色打掛は白無垢以上に多種多少なので妻もすごく迷っています。

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【色打掛】

十二単から源を発し変化たのが『打掛』です。(ここでの打掛は白無垢も含みます)打掛は武家時代の通常の礼装でしたが、江戸時代には一般庶民の礼装になりました。当時の礼装は、白地・黒地・赤地とあり、生地も綸子(りんず)と縮緬の2種類でした。徳川の大奥・武家の所有物であった打掛が一般庶民の礼装として用いられ始めたのは、江戸時代中期頃からで、現在でも婚礼の礼装として用いられています。現在の打掛は織り、染め、刺繍、箔など高度な技法を施した華やかなものが数多くある中、花嫁の個性に合わせて選べます。豊かな装飾性こそが、日本の長い歴史と伝統、そして日本人の喜びの気持ちの証なのです。